文献詳細
今月の主題 アレルギー疾患診療の実際
診断・検査のポイント
文献概要
気管支喘息をはじめとするアレルギー性疾患では,IgE抗体を介した即時型アレルギーが関与しており,IgE抗体の検出はアレルギー性疾患の診断・治療に不可欠である.近年,RAST(radio-allergosorbent test),ELISA(enzyme linked im-munosorbent assay)が普及し,血清診断が容易になってきた.とくにELISAは一度に多数の検体が処理できるため,IgE抗体の測定の主流となりつつあるが,皮膚テストはこれら血清診断法より感度がよく,簡便であり,安価であるなどの理由より,今でも広くアレルゲンの検出法として用いられている.
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