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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻2号

1991年02月発行

文献概要

今月の主題 アレルギー疾患診療の実際 治療の基本

減感作療法の実際と有効性,今後の展望

著者: 石井彰1 可部順三郎2

所属機関: 1東京大学医学部・物療内科 2国立病院医療センター・呼吸器科

ページ範囲:P.280 - P.285

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 減感作療法は気管支喘息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー性疾患に対し,その原因抗原を定期的に投与することで,原因抗原に対して“特異的”に固体の反応性を低下させ,症状を軽減ないし完治させる原因特異的療法である.
 1900年,Curtis1)がブタクサ花粉症患者にブタクサ花粉を直接飲ませせる治療を試みたのが最初とされ,その後1911年,Noon2),Freeman3)が,アレルギー性鼻炎患者に花粉の抽出液を少量から漸次増量して注射する治療を試みて以来,減感作療法は広く臨床に用いられるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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