文献詳細
今月の主題 アレルギー疾患診療の実際
治療の実際
文献概要
職業アレルギーは,特定の職業に従事している人に,その職業で取り扱っている物質が抗原となって発生する病気のことである.接触性皮膚炎,アレルギー性結膜炎ないし鼻炎,気管支喘息および過敏性肺臓炎など,さまざまな病態のものが含まれるが,詳細は成書にゆずり1),ここでは筆者らが経験した職業性喘息を中心に解説する.
1969年より1988年にいたる過去20年間に,筆者らのところに受診した職業性喘息例は,表1に示す173例で,県立広島病院における一般の気管支喘息例に対する本症の割合はほぼ2%であった2).
1969年より1988年にいたる過去20年間に,筆者らのところに受診した職業性喘息例は,表1に示す173例で,県立広島病院における一般の気管支喘息例に対する本症の割合はほぼ2%であった2).
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