文献詳細
循環器疾患診療メモ
文献概要
致死的不整脈を予知する方法として,ホルター心電図や電気生理学的誘発試験があるが,前者はその所見の重症度が必ずしも予後を反映しないこと,後者は侵襲的であることから適応が限られており,第3の方法が望まれていた.約10年前より,不整脈の原因となる心室遅延電位(late poten-tial;LP)を体表より記録することが試みられ研究されている.LPの有無により心室不整脈の予後が非侵襲的に推定できるようになり,臨床応用され注目されている.
掲載誌情報