文献詳細
文献概要
今月の主題 最新の肺癌診療 最新の治療
肺癌治療における消化器症状対策
著者: 弦間昭彦1 仁井谷久暢1
所属機関: 1日本医科大学付属病院・呼吸器科
ページ範囲:P.486 - P.488
文献購入ページに移動ポイント
1)Cisplatinによる悪心,嘔吐の対策として,metoclopramide,domperidoneやcorticosteroidなどが使用されているが,満足な結果は得られていない.現在,5-HT 3受容体遮断剤の臨床検討が行われ期待されている.
2)Vink alkaloidなどによる麻痺性イレウスは可逆性だが,prostaglandinの投与が行われることもある.
3)CPT-11による下痢は将来,問題になると考えられ,塩酸モルフィンなどの投与や輸液管理が必要とされる場合がある.
4)口内炎に対しては口腔内洗浄や局麻剤の塗布を行う.methotrexateによる場合は,leukovorinによる洗浄が有用である.
1)Cisplatinによる悪心,嘔吐の対策として,metoclopramide,domperidoneやcorticosteroidなどが使用されているが,満足な結果は得られていない.現在,5-HT 3受容体遮断剤の臨床検討が行われ期待されている.
2)Vink alkaloidなどによる麻痺性イレウスは可逆性だが,prostaglandinの投与が行われることもある.
3)CPT-11による下痢は将来,問題になると考えられ,塩酸モルフィンなどの投与や輸液管理が必要とされる場合がある.
4)口内炎に対しては口腔内洗浄や局麻剤の塗布を行う.methotrexateによる場合は,leukovorinによる洗浄が有用である.
掲載誌情報