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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻3号

1991年03月発行

文献概要

今月の主題 最新の肺癌診療 最新の治療

肺癌治療における消化器症状対策

著者: 弦間昭彦1 仁井谷久暢1

所属機関: 1日本医科大学付属病院・呼吸器科

ページ範囲:P.486 - P.488

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ポイント
1)Cisplatinによる悪心,嘔吐の対策として,metoclopramide,domperidoneやcorticosteroidなどが使用されているが,満足な結果は得られていない.現在,5-HT 3受容体遮断剤の臨床検討が行われ期待されている.
2)Vink alkaloidなどによる麻痺性イレウスは可逆性だが,prostaglandinの投与が行われることもある.
3)CPT-11による下痢は将来,問題になると考えられ,塩酸モルフィンなどの投与や輸液管理が必要とされる場合がある.
4)口内炎に対しては口腔内洗浄や局麻剤の塗布を行う.methotrexateによる場合は,leukovorinによる洗浄が有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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