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今月の主題 最新の肺癌診療 トピックス
肺小細胞癌の生物学的特性
著者: 下里幸雄1
所属機関: 1国立がんセンター病院・臨床検査部
ページ範囲:P.516 - P.517
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1)小細胞癌の発生ならびに増悪とかかわる染色体ならびに遺伝子異常が明らかになってきた[3p(-),13q(-),17p(-);myc genes]
2)神経内分泌細胞への分化を示す.GRPはautocrine growth factorとして,またNSEとともにmonitoring markerとして重要である.またcluster 1 small celllung cancer antigen(NCAM)を認識する抗体が注目を浴びている.
3)形態と生物学的性状から,定型と亜型に分けられ,増殖性・治療に対する反応など臨床上にも反映しているようであるので,新しい組織分類が提唱されている.
1)小細胞癌の発生ならびに増悪とかかわる染色体ならびに遺伝子異常が明らかになってきた[3p(-),13q(-),17p(-);myc genes]
2)神経内分泌細胞への分化を示す.GRPはautocrine growth factorとして,またNSEとともにmonitoring markerとして重要である.またcluster 1 small celllung cancer antigen(NCAM)を認識する抗体が注目を浴びている.
3)形態と生物学的性状から,定型と亜型に分けられ,増殖性・治療に対する反応など臨床上にも反映しているようであるので,新しい組織分類が提唱されている.
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