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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻3号

1991年03月発行

文献概要

演習 内科専門医による実践診療EXERCISE

食後上腹部痛/全身倦怠感,意識障害/多飲,多尿,頭痛

著者: 外山学1 矢崎一雄1 霜山龍志2

所属機関: 1札幌徳洲会病院 2北海道赤十字血液センター

ページ範囲:P.543 - P.548

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 35歳男性.飲酒歴があり,以前は1日5合,最近はウイスキーストレート1杯.以前より胸やけがあったが,9月6日より上腹部痛出現.食後,痛みが増すとのこと.便は軟らかいが,タール便ではない.周囲に同症状の人はいない.輸血歴はなく,4年前に献血をしている.家系にHBキャリアといわれた人はいない.
 一般身体所見:血圧130/90,体温36.8℃.結膜貧血はないが,黄疸著明.心肺異常なし.腹部は軟らかいが,上腹部に圧痛がある.肝脾触れず,静脈怒張もない.手掌紅斑なし,クモ状血管腫なし.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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