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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻4号

1991年04月発行

今月の主題 消化器薬の使い方—その効果と限界

消化性潰瘍とその類縁疾患

出血性消化性潰瘍の薬物療法の効果と限界

著者: 丸山正隆1

所属機関: 1聖路加国際病院・内科

ページ範囲:P.616 - P.619

文献概要

ポイント
1)出血性消化性潰瘍は,本邦では上部消化管出血の50〜60%で,胃潰瘍が2/3を占めている.
2)出血性消化性潰瘍の約20%は自然に止血し,残りの約半数が内視鏡的止血法の対象となる.
3)内視鏡的止血法の止血率は約95%で,再出血率は約10%である.
4)薬物療法の成績は止血率約80%,再出血は約20%といわれている.
5)明らかな露出血管をもった病変は薬物療法の対象とはなり難く,内視鏡的止血法との適切な併用療法が望ましい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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