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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻4号

1991年04月発行

文献概要

今月の主題 消化器薬の使い方—その効果と限界 腸疾患

炎症性腸疾患の薬物療法の基本

著者: 朝倉均1

所属機関: 1新潟大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.630 - P.634

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ポイント
1)潰瘍性大腸炎・クローン病に共通する事項
 ①患者の全身管理,栄養障害,脱水,電解質,貧血,低蛋白血症の補充療法を十分に行う.
 ②初期治療にサラゾピリン®,プレドニソロンを十分量投与する.
 ③緩解後の維持療法を,副作用をチェックしながら長期にわたって行う.
 ④難治例には免疫抑制剤を併用する.
2)潰瘍性大腸炎について
重症,激症,中毒性巨大結腸症には,強力静注療法やプレドニソロン腸間膜動注療法を行う.
3)クローン病について
薬物療法とともに栄養療法,とくに成分栄養剤による経腸栄養を長期に併用する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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