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文献概要
今月の主題 消化器薬の使い方—その効果と限界 肝疾患
肝性腹水の薬物療法
著者: 松嶋喬1
所属機関: 1北海道大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.677 - P.678
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1)肝性腹水は低アルブミン血症,尿細管でのNa,水の再吸収亢進,門脈圧亢進によって発症する.
2)肝性腹水の薬物療法は,安静,食事療法で腹水が消失しない例が対象となる.抗アルドステロン剤が第1選択薬であり,なお利尿効果を認めなければ,フロセミド,サイアザイド系利尿剤と併用する.
3)利尿剤に反応せず,低アルブミン血症を認める例には,アルブミンの静注を併用する.
4)以上の肝性腹水に対する治療の経過中に副作用が出現することがあるので,血清電解質,腎機能の定期的チェックが必要である.
1)肝性腹水は低アルブミン血症,尿細管でのNa,水の再吸収亢進,門脈圧亢進によって発症する.
2)肝性腹水の薬物療法は,安静,食事療法で腹水が消失しない例が対象となる.抗アルドステロン剤が第1選択薬であり,なお利尿効果を認めなければ,フロセミド,サイアザイド系利尿剤と併用する.
3)利尿剤に反応せず,低アルブミン血症を認める例には,アルブミンの静注を併用する.
4)以上の肝性腹水に対する治療の経過中に副作用が出現することがあるので,血清電解質,腎機能の定期的チェックが必要である.
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