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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻4号

1991年04月発行

文献概要

Q&A

Q19 経口胆石溶解剤はどれぐらい長期間続けなければならないのですか?

著者: 田中直見1

所属機関: 1筑波大学・消化器内科

ページ範囲:P.684 - P.684

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A 胆石溶解剤による溶解効果は大変ゆっくりしており,小胆石では半年位で消失する例もありますが,大体2年はかかると考えられています.また,最初適応と考えられて胆石溶解剤を服用しても,治療効果のあがらない胆石もたくさんあります.それゆえ,胆石溶解剤を最低6カ月きちんと服用し,縮小効果を超音波検査で判定してもらって,溶解したものについては再発予防対策を,胆石が縮小減少したものについては服用を続け,まったく変化なかったときには,あと6カ月間治療を継続するか,他の治療法に切り替えてもらうのがよいでしょう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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