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文献概要
今月の主題 消化器薬の使い方—その効果と限界 胆道系疾患
急性胆嚢炎,胆管炎における抗生物質の使い方とその限界
著者: 伊藤慎芳1
所属機関: 1関東逓信病院・消化器内科
ページ範囲:P.686 - P.688
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1)胆道感染症では,抗生剤の投与と同時に胆汁うっ滞の解除が重要である.
2)起炎菌および胆汁移行と抗菌力の点から,セフェム系,ペニシリン系,モノバクタム系などの薬剤を選択する.
3)胆汁うっ滞により,抗生剤の胆汁移行は悪化する.また,腸管循環が絶たれた胆汁外瘻状態が長く続くと,胆汁移行が悪化する場合があるので,注意が必要である.
1)胆道感染症では,抗生剤の投与と同時に胆汁うっ滞の解除が重要である.
2)起炎菌および胆汁移行と抗菌力の点から,セフェム系,ペニシリン系,モノバクタム系などの薬剤を選択する.
3)胆汁うっ滞により,抗生剤の胆汁移行は悪化する.また,腸管循環が絶たれた胆汁外瘻状態が長く続くと,胆汁移行が悪化する場合があるので,注意が必要である.
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