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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻4号

1991年04月発行

文献概要

今月の主題 消化器薬の使い方—その効果と限界 消化器検査のための薬の使い方

上部消化管造影,食道・胃・十二指腸内視鏡検査のための前投薬の使い方

著者: 杉野吉則1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部・放射線診断科

ページ範囲:P.698 - P.699

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ポイント
1)X線検査:ブスコパンRを検査約5分前に,1筒筋注(精密検査では2筒).
2)内視鏡検査:ブスコパン®(1/2〜1筒〉とソセゴン®(1/4〜1筒)を検査約5分前に筋注.直前に,キシロカインな・ビスカスで咽頭麻酔を行う.
3)前投薬は,あくまでも検査を補助するものであり,無理な投与は控える.検査技術に習熟し患者との信頼関係をもつことのほうが,よい検査をするためには大切である.
4)X線や内視鏡の診断能を向上させるためには,前処置が今後の課題と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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