icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina28巻4号

1991年04月発行

文献概要

今月の主題 消化器薬の使い方—その効果と限界 消化器検査のための薬の使い方

注腸X線検査,大腸内視鏡検査のための前処置と前投薬の使い方

著者: 多田正大1

所属機関: 1京都第一赤十字病院・第2内科

ページ範囲:P.700 - P.702

文献購入ページに移動
ポイント
1)注腸X線検査の前処置として,低残渣,低脂肪の食餌制限と,塩類下剤,接触性下剤の投与を行う前処置法・Brown法が一般的である.
2)大腸内視鏡検査の前処置として,最近,硫酸ナトリウムとポリエチレングリコールを主成分とした非吸収性・非分泌性の腸管洗浄液(PEG-ELS)を用いた方法が普及している.
3)マグコロール希釈法でも,同様の優れた腸管清浄効果が得られる.
4)前投薬として抗コリン剤の筋注を行う.内視鏡検査の際,苦痛を伴うことが予想される場合には鎮静剤の静注を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?