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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻4号

1991年04月発行

文献概要

カラーグラフ 冠動脈造影所見と組織像の対比・26

胃大網動脈を使用した冠動脈バイパス手術

著者: 堀江俊伸1

所属機関: 1東京女子医科大学・循環器内科

ページ範囲:P.710 - P.712

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●胃大網動脈グラフトを用いた冠動脈バイパス手術
 内胸動脈(internal thoracic artery;ITA)をグラフトとして使用した例では,10年を経過してもその80%以上が良好に開存し,静脈グラフトに比較して長期生存率が高くなり,再手術率も減少することが報告されている.しかし,内胸動脈は左右2本しかなく,多数のバイパスを動脈系グラフトのみで行うためには新たな動脈グラフトの開発が必要であった.
 須磨らは胃大網動脈(Gastroepiploic artery;GEA)が冠動脈バイパスに適していることを見いだし,臨床例に応用した1).近年,本邦でも多くの施設でGEAを用いた手術が行われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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