文献詳細
文献概要
今月の主題 糖尿病診療の実際 血糖コントロールのために
運動療法の指導とその理論的背景
著者: 藤井暁1
所属機関: 1大阪市立桃山市民病院・内科
ページ範囲:P.778 - P.780
文献購入ページに移動1)代謝増悪時の運動はかえって血糖上昇,血中ケトン体上昇をもたらす.
2)合併症対策のみならず運動処方決定のためにもメディカルチェック,とくに多段階運動負荷試験が必須である.
3)運動内容としては,全身を動かす有酸素運動と筋力補強運動・柔軟体操の組み合わせが良い.
4)運動療法の日常生活への組み入れに際しては,とくにインスリン治療下の患者では自己血糖測定の導入が望ましい.
掲載誌情報