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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻5号

1991年05月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病診療の実際 血糖コントロールのために

IDDMの血糖コントロールのアルゴリズム

著者: 河盛隆造1

所属機関: 1大阪大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.792 - P.794

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ポイント
1)すべてのIDDMで,24時間にわたるインスリン基礎分泌と,毎食後のインスリン追加分泌を代替すべく,basal bolus4回注射法が必須といえる.
2)血糖応答反応,血漿ケトン体などのモニターにより,投与インスリン効果の過不足を絶えずチェックしなければならない.
3)厳格な血糖制御を維持すれば,インスリン抵抗性が消失し,インスリン需要量が減少する.
4)併発症(とくに感染症,身体的・精神的ストレスなど)やステロイド剤の併用時などでは,インスリン抵抗性が強まり,インスリン需要量が著増する.
5)SMBGに基づくインスリン投与量変換のアルゴリズムを有効に活用するには,血糖応答反応を動揺させる諸因子のrule outが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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