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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻5号

1991年05月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病診療の実際 合併症への対応

網膜症,腎症を有する糖尿病患者の身体活動—許容量の決め方

著者: 布井清秀1

所属機関: 1九州大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.817 - P.819

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●糖尿病性合併症がある時の運動の是非
 運動には末梢循環改善,筋へのインスリン作用増強,脂質代謝改善などを介した血管障害予防効果が期待される1,2).実際,運動能(physical fitness)がある人は心血管病や癌による死亡が少ない3)
 合併症がある場合も,身体活動を保つことは必要不可欠である.しかし,合併症を有する糖尿病患者においては,過度な運動によるさまざまな弊害や合併症の進展が起こる可能性が高いので(表1),総合的な病態把握による運動の適応の決定と注意深い運動の施行が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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