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今月の主題 糖尿病診療の実際 合併症への対応
糖尿病を伴った高血圧患者の治療
著者: 猿田享男1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部・内科
ページ範囲:P.834 - P.836
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1)糖尿病を伴う高血圧の治療は,総カロリーおよび糖質の制限と減塩食の摂取など,食事療法が大切である.
2)降圧薬としては,糖尿病の程度および合併症をみて選択する.合併症のない糖尿病を有する高血圧では,ACE阻害薬,α1遮断薬,Ca拮抗薬などがよい.
3)腎症を生じ,血清クレアチニン2.0mg/dl以上となればACE阻害薬を避け,Ca拮抗薬やフロセミドを少量使用する.
4)神経障害が進行してくれば,α1遮断薬は避けたほうがよい.β遮断薬を使う場合はβ1選択性とし,血糖降下薬の使用者では低血糖の遷延に注意する.
1)糖尿病を伴う高血圧の治療は,総カロリーおよび糖質の制限と減塩食の摂取など,食事療法が大切である.
2)降圧薬としては,糖尿病の程度および合併症をみて選択する.合併症のない糖尿病を有する高血圧では,ACE阻害薬,α1遮断薬,Ca拮抗薬などがよい.
3)腎症を生じ,血清クレアチニン2.0mg/dl以上となればACE阻害薬を避け,Ca拮抗薬やフロセミドを少量使用する.
4)神経障害が進行してくれば,α1遮断薬は避けたほうがよい.β遮断薬を使う場合はβ1選択性とし,血糖降下薬の使用者では低血糖の遷延に注意する.
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