文献詳細
文献概要
今月の主題 糖尿病診療の実際 生活指導
糖尿病患者の生活指導の考え方
著者: 松岡健平1
所属機関: 1東京都済生会中央病院・内科
ページ範囲:P.846 - P.847
文献購入ページに移動 糖尿病ほど生涯にわたる長い自己管理を必要とし,患者と医療側の密接な連携を要する疾患は他に類例を見ない.糖尿病治療には代謝異常の是正と合併症対策の2つの柱があるが,治療の最終目的である長期合併症の発症と進展の阻止には,良好な代謝コントロールを達成し,維持するという大前提がある.
ところが,代謝コントロールの基本である食事療法,運動療法,インスリン注射を含む薬物療法は患者の日常生活そのものであり,医師の治療方針の決定は,患者が提供する情報により組み立てられる場面が多い.したがって,日常生活指導は,糖尿病のprimaryhealth careより,hospital based primary careにまでわたるものであり,治療上の重要な一部を占める.
ところが,代謝コントロールの基本である食事療法,運動療法,インスリン注射を含む薬物療法は患者の日常生活そのものであり,医師の治療方針の決定は,患者が提供する情報により組み立てられる場面が多い.したがって,日常生活指導は,糖尿病のprimaryhealth careより,hospital based primary careにまでわたるものであり,治療上の重要な一部を占める.
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