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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻6号

1991年06月発行

文献概要

今月の主題 輸液療法の実際 電解質輸液の進め方

これだけは知っておきたい検体を出す際の注意

著者: 星野忠1 河野均也1

所属機関: 1日本大学医学部・臨床病理学教室

ページ範囲:P.932 - P.934

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ポイント
 体液中電解質の測定結果は検体の採取や保存条件に大きく影響される.
1)溶血を避けて採血することが大切.
2)血液はなるべく速やかに血清に分離を.
3)全血のまま保存する場合は室温に保存.冷蔵保存は厳禁.
4)血漿で測定するときはヘパリンリチウムを抗凝固剤に.
5)血小板や白血球が増加した症例では血清カリウムが高値を示す.
6)電極法による測定ではプロム含有薬剤の投与でクロールが高値を示すことがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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