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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻6号

1991年06月発行

文献概要

今月の主題 輸液療法の実際 電解質輸液の進め方

体液バランスの評価の仕方—酸塩基平衡とその異常

著者: 北岡建樹1

所属機関: 1望星病院・内科

ページ範囲:P.946 - P.948

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 正常人においては,血液中の酸素(pH)は7.4±0.05の限られた範囲に調節されている.この体液中のH+濃度の恒常性を調節する機構を酸塩基平衡というが,主として体液中の緩衝系(buffer),肺,腎により調節されている.体内における緩衡系の中でも炭酸―重炭酸系が最も量的に大きく,しかも肺と腎における作用との関連が深く重要である.この炭酸―重炭酸系におけるHenderson-Hasselbalchの式は,血液のpHを規定する次のようなよく知られた関係式で表すことができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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