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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻6号

1991年06月発行

文献概要

今月の主題 輸液療法の実際 高カロリー輸液の進め方

高カロリー輸液を始める必要のある患者へのアプローチ

著者: 小野寺時夫1

所属機関: 1東京都立府中病院

ページ範囲:P.974 - P.977

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●高カロリー輸液か経管栄養かの適応の判断
 栄養管理が必要になった時,先ず高カロリー輸液と経管栄養のどちらが適切であるかを判断する必要がある.高カロリー輸液は原則として経腸栄養が不可能か,経腸栄養だけでは不十分な時に限って用いるべきものである.
 経腸栄養のほうが,無菌管理を厳重にしなければならないなどの管理が煩らわしくなく,菌血症やカテーテルトラブルなどの合併症も少なく,より生理栄養補給経路で,費用も高カロリー輸液に比較して著しく少なくて済む.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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