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今月の主題 輸液療法の実際 高カロリー輸液の進め方
高カロリー輸液を始める必要のある患者へのアプローチ
著者: 小野寺時夫1
所属機関: 1東京都立府中病院
ページ範囲:P.974 - P.977
文献購入ページに移動●高カロリー輸液か経管栄養かの適応の判断
栄養管理が必要になった時,先ず高カロリー輸液と経管栄養のどちらが適切であるかを判断する必要がある.高カロリー輸液は原則として経腸栄養が不可能か,経腸栄養だけでは不十分な時に限って用いるべきものである.
経腸栄養のほうが,無菌管理を厳重にしなければならないなどの管理が煩らわしくなく,菌血症やカテーテルトラブルなどの合併症も少なく,より生理栄養補給経路で,費用も高カロリー輸液に比較して著しく少なくて済む.
栄養管理が必要になった時,先ず高カロリー輸液と経管栄養のどちらが適切であるかを判断する必要がある.高カロリー輸液は原則として経腸栄養が不可能か,経腸栄養だけでは不十分な時に限って用いるべきものである.
経腸栄養のほうが,無菌管理を厳重にしなければならないなどの管理が煩らわしくなく,菌血症やカテーテルトラブルなどの合併症も少なく,より生理栄養補給経路で,費用も高カロリー輸液に比較して著しく少なくて済む.
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