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今月の主題 輸液療法の実際 高カロリー輸液の進め方
高カロリー輸液製剤の分類と特性
著者: 長谷部正晴1
所属機関: 1帝京大学医学部・救命救急センター
ページ範囲:P.991 - P.997
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1)高カロリー輸液用基本液を用いる場合は,糖質の種類,糖濃度,電解質組成,の違いを認識しておかなくてはならない.
2)現在用いられている主なアミノ酸液は,アミノ酸組成のバランスを重視したタイプの製剤と,病態別アミノ酸製剤である.
3)現在では,これらの基本液とアミノ酸液を適切に組み合わせて投与し,さらに脂肪乳剤を適宜用いることにより,多くの患者に対して有効なTPNを行うことが可能になった.
4)高カロリー輸液剤に関する当面の課題は,輸液剤調製のさらなる簡便化と,新しいアミノ酸製剤,脂肪乳剤,また微量元素製剤の開発である.これらの課題はすでに取り組まれており,近い将来,より安全なTPNが一層広く行われるようになり,またさらに多くの病態に適した栄養法が現実のものとなろう.
1)高カロリー輸液用基本液を用いる場合は,糖質の種類,糖濃度,電解質組成,の違いを認識しておかなくてはならない.
2)現在用いられている主なアミノ酸液は,アミノ酸組成のバランスを重視したタイプの製剤と,病態別アミノ酸製剤である.
3)現在では,これらの基本液とアミノ酸液を適切に組み合わせて投与し,さらに脂肪乳剤を適宜用いることにより,多くの患者に対して有効なTPNを行うことが可能になった.
4)高カロリー輸液剤に関する当面の課題は,輸液剤調製のさらなる簡便化と,新しいアミノ酸製剤,脂肪乳剤,また微量元素製剤の開発である.これらの課題はすでに取り組まれており,近い将来,より安全なTPNが一層広く行われるようになり,またさらに多くの病態に適した栄養法が現実のものとなろう.
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