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今月の主題 輸液療法の実際 各種病態における輸液療法の実際—私の処方
アシドーシスの是正
著者: 永野正史1 多川斉1
所属機関: 1三井記念病院・内科
ページ範囲:P.1028 - P.1030
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1)代謝性アシドーシスには様々な病態が含まれており,アシドーシス是正目標は病態によって異なる.
2)乳酸アシドーシスには循環不全を伴っていることが多く,基礎疾患の治療と誘因の除去が最優先される.
3)ケトアシドーシスでは,インスリンの十分な投与と輸液が重要である.
4)腎不全に伴う代謝性アシドーシスに対しては,重曹の経口投与によってHCO3-を20mEq/lに維持する.
5)サリチル酸剤やアミノ酸輸液によって薬剤性アシドーシスをきたすことがある.
6)尿細管性アシドーシスは続発性のことも多く,原因疾患の診断と治療が必要である.
7)急性呼吸性アシドーシスには乳酸アシドーシスを合併することもある.
1)代謝性アシドーシスには様々な病態が含まれており,アシドーシス是正目標は病態によって異なる.
2)乳酸アシドーシスには循環不全を伴っていることが多く,基礎疾患の治療と誘因の除去が最優先される.
3)ケトアシドーシスでは,インスリンの十分な投与と輸液が重要である.
4)腎不全に伴う代謝性アシドーシスに対しては,重曹の経口投与によってHCO3-を20mEq/lに維持する.
5)サリチル酸剤やアミノ酸輸液によって薬剤性アシドーシスをきたすことがある.
6)尿細管性アシドーシスは続発性のことも多く,原因疾患の診断と治療が必要である.
7)急性呼吸性アシドーシスには乳酸アシドーシスを合併することもある.
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