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カラーグラフ 冠動脈造影所見と組織像の対比・28
冠攣縮性狭心症
著者: 堀江俊伸1
所属機関: 1東京女子医科大学・循環器内科
ページ範囲:P.1084 - P.1086
文献購入ページに移動●13年間観察した冠攣縮性狭心症例
夜間に胸痛発作があり,心電図上,II,III,aVFに一過性のST上昇を認めた.冠動脈造影では有意の狭窄を認めず,冠攣縮性狭心症と診断された.13年経過するうちに右冠動脈に90%,99%の狭窄がみられた(図1A).剖検では狭窄は主として線維性肥厚であり(図1B,C,D),内膜の破綻や血栓形成は認められなかった.
夜間に胸痛発作があり,心電図上,II,III,aVFに一過性のST上昇を認めた.冠動脈造影では有意の狭窄を認めず,冠攣縮性狭心症と診断された.13年経過するうちに右冠動脈に90%,99%の狭窄がみられた(図1A).剖検では狭窄は主として線維性肥厚であり(図1B,C,D),内膜の破綻や血栓形成は認められなかった.
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