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今月の主題 リンパ系疾患の臨床 リンパ系疾患の診断
リンパ節腫大のある症例への対応
著者: 山口潜1
所属機関: 1大蔵省印刷局東京病院
ページ範囲:P.1160 - P.1164
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1)リンパ増殖症候群で,家族歴の聴取が重要なものは,成人T細胞白血病(ATL)とBurkittリンパ腫である.
2)ATLでは,末梢血液で特徴的なATL細胞が多数みられるが,骨髄への浸潤は比較的軽い.
3)悪性リンパ腫では,表在リンパ節の腫脹のほか,消化管浸潤の対応がきわめて重要である.
4)伝染性単核球増多症は,良性の伝染性疾患であるが,悪性リンパ腫との鑑別上常に念頭に置かねばならない.
5)悪性リンパ腫の診断・経過観察に,腹部超音波所見はきわめて有用である.
1)リンパ増殖症候群で,家族歴の聴取が重要なものは,成人T細胞白血病(ATL)とBurkittリンパ腫である.
2)ATLでは,末梢血液で特徴的なATL細胞が多数みられるが,骨髄への浸潤は比較的軽い.
3)悪性リンパ腫では,表在リンパ節の腫脹のほか,消化管浸潤の対応がきわめて重要である.
4)伝染性単核球増多症は,良性の伝染性疾患であるが,悪性リンパ腫との鑑別上常に念頭に置かねばならない.
5)悪性リンパ腫の診断・経過観察に,腹部超音波所見はきわめて有用である.
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