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今月の主題 リンパ系疾患の臨床 リンパ系疾患の診断
リンパ系疾患の診断的検査方法
著者: 小川啓恭1 根来茂1
所属機関: 1大阪大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.1165 - P.1167
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1)リンパ節腫大例では,正確な病理組織診断が最優先するため,時期を逸することなく,リンパ節生検を行う.
2)リンパ系悪性疾患の腫瘍表面マーカーの解析は,予後を予測する(T細胞性リンパ腫は,B細胞性リンパ腫より予後が悪い).
3)DNA解析(Southern blot法)は,腫瘍細胞のcell lineageを決定すると同時に,腫瘍の最大の特徴であるmonoclonalityを証明し得る.
4)微少残存腫瘍細胞の検出に,PCRが応用されつつある.
1)リンパ節腫大例では,正確な病理組織診断が最優先するため,時期を逸することなく,リンパ節生検を行う.
2)リンパ系悪性疾患の腫瘍表面マーカーの解析は,予後を予測する(T細胞性リンパ腫は,B細胞性リンパ腫より予後が悪い).
3)DNA解析(Southern blot法)は,腫瘍細胞のcell lineageを決定すると同時に,腫瘍の最大の特徴であるmonoclonalityを証明し得る.
4)微少残存腫瘍細胞の検出に,PCRが応用されつつある.
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