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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻7号

1991年07月発行

今月の主題 リンパ系疾患の臨床

リンパ系疾患診療の実際 慢性リンパ系白血病

Prolymphocytic leukemia(PLL)

著者: 早田央1 朝長万左男1 上平憲2

所属機関: 1長崎大学医学部・原研内科 2長崎大学医学部・輸血部

ページ範囲:P.1202 - P.1203

文献概要

ポイント
1)臨床的特徴は巨脾(孤立性脾腫)と著明な白血球増多である.
2)PLはCLLに認められる小リンパ球よりも広い胞体をもつ大型細胞であり,円形核で,核網構造は濃染傾向,明瞭な大型核小体を有する.
3)PLの表面形質は,SmIg+(CLLより強い),M-rossettes-,HLA-DR++,FMC 7/CD 22++,CD 19/20/24++,CD5-/+,CD10-/+,CD 25-,CD 38-でCLLとは明らかに異なる.
4)CLLに有効な治療にほとんど反応せず,予後もCLLに比べきわめて短い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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