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今月の主題 リンパ系疾患の臨床 リンパ系疾患診療の実際 慢性リンパ系白血病
Prolymphocytic leukemia(PLL)
著者: 早田央1 朝長万左男1 上平憲2
所属機関: 1長崎大学医学部・原研内科 2長崎大学医学部・輸血部
ページ範囲:P.1202 - P.1203
文献購入ページに移動1)臨床的特徴は巨脾(孤立性脾腫)と著明な白血球増多である.
2)PLはCLLに認められる小リンパ球よりも広い胞体をもつ大型細胞であり,円形核で,核網構造は濃染傾向,明瞭な大型核小体を有する.
3)PLの表面形質は,SmIg+(CLLより強い),M-rossettes-,HLA-DR++,FMC 7/CD 22++,CD 19/20/24++,CD5-/+,CD10-/+,CD 25-,CD 38-でCLLとは明らかに異なる.
4)CLLに有効な治療にほとんど反応せず,予後もCLLに比べきわめて短い.
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