文献詳細
文献概要
今月の主題 リンパ系疾患の臨床 リンパ系疾患診療の実際 骨髄腫と関連疾患
Waldenström(原発性)マクログロブリン血症
著者: 加納正1
所属機関: 1京都大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.1238 - P.1239
文献購入ページに移動ポイント
1)Waldenstrom(原発性)マクログロブリン血症はIgM型M成分(>1g/dl),リンパ球-リンパ球様形質細胞-形質細胞の単クローン性増生を特徴とする.
2)初発症状:全身倦怠感,体重減少,出血傾向,神経症状など.検査で偶然発見されることもある.
3)臨床症状:①腫瘍増生と関係するもの;脾腫,肝腫,リンパ節腫大,末梢血・骨髄中での多様なリンパ球-リンパ球様形質細胞-形質細胞の増多,消化器症状など.②M成分に関係するもの;高粘度症候群(Bing-Neel症候群など),出血傾向,末梢神経障害,寒冷凝集素病,cryoglobulin血症など.
4)骨髄腫と比較してまれな所見:骨痛,骨破壊像,Bence Jones蛋白尿,高Ca血症,腎不全,アミロイド症など.
1)Waldenstrom(原発性)マクログロブリン血症はIgM型M成分(>1g/dl),リンパ球-リンパ球様形質細胞-形質細胞の単クローン性増生を特徴とする.
2)初発症状:全身倦怠感,体重減少,出血傾向,神経症状など.検査で偶然発見されることもある.
3)臨床症状:①腫瘍増生と関係するもの;脾腫,肝腫,リンパ節腫大,末梢血・骨髄中での多様なリンパ球-リンパ球様形質細胞-形質細胞の増多,消化器症状など.②M成分に関係するもの;高粘度症候群(Bing-Neel症候群など),出血傾向,末梢神経障害,寒冷凝集素病,cryoglobulin血症など.
4)骨髄腫と比較してまれな所見:骨痛,骨破壊像,Bence Jones蛋白尿,高Ca血症,腎不全,アミロイド症など.
掲載誌情報