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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻7号

1991年07月発行

文献概要

今月の主題 リンパ系疾患の臨床 リンパ系疾患診療の実際 骨髄腫と関連疾患

Waldenström(原発性)マクログロブリン血症

著者: 加納正1

所属機関: 1京都大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.1238 - P.1239

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ポイント
1)Waldenstrom(原発性)マクログロブリン血症はIgM型M成分(>1g/dl),リンパ球-リンパ球様形質細胞-形質細胞の単クローン性増生を特徴とする.
2)初発症状:全身倦怠感,体重減少,出血傾向,神経症状など.検査で偶然発見されることもある.
3)臨床症状:①腫瘍増生と関係するもの;脾腫,肝腫,リンパ節腫大,末梢血・骨髄中での多様なリンパ球-リンパ球様形質細胞-形質細胞の増多,消化器症状など.②M成分に関係するもの;高粘度症候群(Bing-Neel症候群など),出血傾向,末梢神経障害,寒冷凝集素病,cryoglobulin血症など.
4)骨髄腫と比較してまれな所見:骨痛,骨破壊像,Bence Jones蛋白尿,高Ca血症,腎不全,アミロイド症など.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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