文献詳細
今月の主題 リンパ系疾患の臨床
リンパ系疾患診療の実際 ウイルス感染症とリンパ球
文献概要
ポイント
1)HTLV-Iはレトロウイルスで自身の増殖やIL-2の発現と関係するpXという特徴的な遺伝子をもつ.
2)HTLV-I感染によりATLが発症する機構は,まだよくわかっていない.
3)HTLV-I感染細胞を排除する宿主の免疫能が正常であればキャリアーにとどまり,低下していればATLに進展,過強であればHAMなどのHTLV-I関連病態になるという仮説を述べる.
1)HTLV-Iはレトロウイルスで自身の増殖やIL-2の発現と関係するpXという特徴的な遺伝子をもつ.
2)HTLV-I感染によりATLが発症する機構は,まだよくわかっていない.
3)HTLV-I感染細胞を排除する宿主の免疫能が正常であればキャリアーにとどまり,低下していればATLに進展,過強であればHAMなどのHTLV-I関連病態になるという仮説を述べる.
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