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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻7号

1991年07月発行

文献概要

血液疾患診療メモ

フィラデルフィア染色体陽性白血病

著者: 岡田定1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院・血液内科

ページ範囲:P.1302 - P.1304

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 フィラデルフィア(Ph1)染色体は,1960年に発見されて以来,慢性骨髄性白血病(CML)に特徴的な染色体異常として注目されてきた.最近になり,Ph1染色体は,CMLだけでなく急性白血病の一部にも認められることが明らかとなり,Ph1転座に伴う分子生物学的変化についても詳細に検討されるようになった.
 本項では,1)Ph1転座に伴う分子生物学的変化,2)各種白血病でのPh1転座,BCR遺伝子再構成を認める頻度,3)Ph1陽性急性白血病の特徴について概説してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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