文献詳細
文献概要
今月の主題 心不全へのアプローチ 心不全の理解のために
心不全の原因となる非心疾患
著者: 岡田雅彦1 赤塚宣治1
所属機関: 1国立病院医療センター・循環器科
ページ範囲:P.1328 - P.1330
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1)心不全の原因となる非心疾患には,心臓を直接障害する疾患,左室前負荷の増加により高拍出量性心不全をきたす疾患,肺高血圧により肺性心,右心不全をきたす呼吸器疾患がある.
2)高拍出量性心不全は,心疾患が潜在し,心機能障害がもともと存在している状況で発症しやすい.
3)肺性心,右心不全は閉塞性肺疾患では低酸素血症が進行した状態で,拘束性肺疾患では呼吸機能低下が進行した状態で発症する.
1)心不全の原因となる非心疾患には,心臓を直接障害する疾患,左室前負荷の増加により高拍出量性心不全をきたす疾患,肺高血圧により肺性心,右心不全をきたす呼吸器疾患がある.
2)高拍出量性心不全は,心疾患が潜在し,心機能障害がもともと存在している状況で発症しやすい.
3)肺性心,右心不全は閉塞性肺疾患では低酸素血症が進行した状態で,拘束性肺疾患では呼吸機能低下が進行した状態で発症する.
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