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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻8号

1991年08月発行

文献概要

今月の主題 心不全へのアプローチ 心不全患者のケア

入院治療のタイミング

著者: 有馬新一1 田中弘允1

所属機関: 1鹿児島大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.1416 - P.1417

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 心不全の病態は,急性・慢性,左心不全・右心不全・両心不全,重症度,治療に対する反応性,原因となる心疾患により,そのスペクトラムは幅広く多様である.したがって心不全の治療を行ううえで,入院が必要か否かの判断は症例毎にその病態に応じてなされているのが実情である.とくに入院のタイミングについては,最近になり,自覚症に基づいた重症度からだけでなく,quality of life(QOL)の面からも入院治療のメリット,デメリットを検討することが強調されつつあり,重要な問題と思われる.
 以下,私たちの経験をもとにこの問題に対する考えを述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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