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今月の主題 大腸疾患診療の新時代 よくある大腸疾患:日常診療の視点から
日常診療における大腸憩室症の捉え方
著者: 勝又伴栄1 内藤吉隆1 五十嵐正広1
所属機関: 1北里大学東病院・消化器内科
ページ範囲:P.1538 - P.1540
文献購入ページに移動1)大腸憩室は腸内圧により粘膜が大腸壁の脆弱部より圧出されて形成される仮性憩室である.
2)低線維食が大腸憩室症の成因の一つと考えられている.発生には地域性,民族性特色がある.
3)大腸憩室症の5%前後に憩室炎,穿孔,憩室出血などの合併症が発生する.また大腸癌やポリープの併存例もある.
4)急性憩室炎は保存的に,慢性憩室炎による腸狭窄には待期手術,穿孔や大量出血には緊急手術が必要となる.
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