文献詳細
文献概要
今月の主題 大腸疾患診療の新時代 よくある大腸疾患:日常診療の視点から
虚血性大腸病変—今日の標準的診断と治療
著者: 馬場理加1 長廻紘1
所属機関: 1東京女子医科大学・消化器病センター
ページ範囲:P.1556 - P.1558
文献購入ページに移動1)突然の腹痛とそれに続く下血を主訴とする.
2)虚血性大腸炎の背景因子として動脈硬化症,高血圧,糖尿病,膠原病が多いといわれている.高齢者に多い.これらの合併症のない若年者にも発症し,女性に多い.
3)区域性腸炎(segmental colitis)で,好発部位は左側大腸.内視鏡では急性期に特徴的な区域性の出血,イチゴ状発赤,浮腫がみられる.X線では母指圧痕像,縦走潰瘍などがみられる.
掲載誌情報