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今月の主題 循環器薬の使い方 '92 心不全
慢性心不全に対する治療薬の選択
著者: 上林政司1 久萬田俊明1
所属機関: 1京都大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.18 - P.19
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1)利尿薬ではループ利尿薬が主に使われるが,その際Kの低下に注意する.
2)ジギタリスはとくに頻拍性心房細動を伴う心不全には有効であるが,洞調律の軽症心不全では有効性が疑問視されている。
3)血管拡張薬は今日では心不全治療の第1選択薬となりつつあり,なかでもアンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬は臨床症状のみならず生命予後をも改善する可能性がある.
1)利尿薬ではループ利尿薬が主に使われるが,その際Kの低下に注意する.
2)ジギタリスはとくに頻拍性心房細動を伴う心不全には有効であるが,洞調律の軽症心不全では有効性が疑問視されている。
3)血管拡張薬は今日では心不全治療の第1選択薬となりつつあり,なかでもアンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬は臨床症状のみならず生命予後をも改善する可能性がある.
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