icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina29巻1号

1992年01月発行

今月の主題 循環器薬の使い方 '92

心不全

カテコラミンおよび類似薬の使い方

著者: 小泉克己1

所属機関: 1神戸市立中央市民病院・循環器センター

ページ範囲:P.22 - P.24

文献概要

 カテコラミンは,ショックや心停止に際しては救命的に,急性心不全や慢性心不全の急性増悪に際しては利尿剤や血管拡張薬に抵抗する難治性症例に頻用されている.その効果発現は速やかで投与量の細かな調節が容易であり,急性期の治療に適した薬剤である.しかし,体血管抵抗の上昇や心仕事量の増加に伴い,期待に反して心筋虚血の増悪・心拍出量の減少を招く場合のあることに注意が必要である.その使用にあたっては各カテコラミンの特徴に応じて選択使用し,基本的には状態の安定化をはかりしだい早期にweaningを図らなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら