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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻1号

1992年01月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 '92 狭心症

硝酸薬の使い方

著者: 浜田正行1 中野赳2

所属機関: 1三重県厚生連中勢総合病院・内科 2三重大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.42 - P.43

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ポイント
1)硝酸薬の抗狭心作用は,静脈と細動脈の拡張によって前負荷および後負荷を軽減し心筋酸素需要を減少させるとともに,直接冠動脈を拡張させ,また側副血管をも拡張させることによって,心筋虚血を改善する.
2)狭心症発作の緩解目的には,病型の如何を問わず即効性硝酸薬の舌下頓用がfirst choiceとなる.
3)発作の予防に対して硝酸薬の大量を持続して投与するときには耐性の発現に注意し,一定のNitrate-free intervalを設け血中濃度に谷間をつける投与を行う.
4)高齢者に対しては,低血圧などの副作用を防止するために,硝酸薬の投与は少量から開始する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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