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今月の主題 循環器薬の使い方 '92 狭心症
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著者: 栗田明1 岡本安裕1
所属機関: 1防衛医科大学・第1内科
ページ範囲:P.46 - P.48
文献購入ページに移動1)現在市販されているβ遮断剤には,心選択性の有無により,選択性が少ないβ遮断剤(プロプラノロールなど)と,より選択性を有するβ遮断剤(アテノロール,メトプロノロールなど)に分けられる.
2)β遮断剤は心筋,血管平滑筋,気管支筋,子宮筋,骨格筋に分布する交感神経のβ受容体に結合し,交感神経刺激時にカテコラミンの分泌作用を抑制する薬剤である.
3)使用に際しては,狭心症の病態生理および,本剤の特徴をよく理解しなければならない.
4)狭心症に用いる際には,他剤と併用すると抗狭心症効果をより期待できる.
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