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今月の主題 循環器薬の使い方 '92 狭心症
薬物治療の限界と血行再建術
著者: 児玉和久1 西田和彦1
所属機関: 1大阪警察病院・心臓センター
ページ範囲:P.53 - P.55
文献購入ページに移動 狭心症があっても,通常の投薬で発作が概ね予防されること,狭心症の発症増悪にかかわる背景の病態がコントロールされていることが,保存的薬物治療の前提である.本稿では,1)安定労作性狭心症:通常の投薬下に,日常生活において労作時の狭心症発作を抑止できない場合,2)不安定狭心症(worsening type):軽労作あるいは安静時に狭心症発作が重積する場合,に分け,薬物療法の限界と血行再建術の適応につき述べる.
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