icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina29巻1号

1992年01月発行

今月の主題 循環器薬の使い方 '92

高脂血症

高トリグリセライド血症に対する治療薬の選択

著者: 丸山博1 片岡邦三2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部・内科 2東海大学東京病院・内科

ページ範囲:P.152 - P.153

文献概要

ポイント
1)高TG血症が冠動脈疾患に対する独立した危険因子となるかについては,なお議論のあるところであるが,高TC血症,低HDL-C血症を伴う場合には積極的に治療を行うべきである.
2)高TG血症は肥満,糖尿病,アルコール多飲に伴うことが多く,摂取エネルギー制限や禁酒,適度な運動が勧められる.
3)IIb型ではフィブラート系薬剤,ニコチン酸製剤を主に使用し,TC上昇が強い例ではプラバスタチンまたはコレスチラミンの併用を行う.IV,V型ではフィブラート系薬剤,ニコチン酸製剤,デキストラン硫酸,EPAなどが適応で,III型ではフィブラート系薬剤が適応となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら