文献詳細
今月の主題 循環器薬の使い方 '92
心筋症
文献概要
ポイント
1)肥大型心筋症では心室の伸展(distensibility)の低下による充満障害があり,inflow failureともいえる特異な病態を呈している.
2)治療目的は左室内圧較差の改善,左室充満能の改善,心筋虚血予防,不整脈予防にある.
3)閉塞性例ではβ遮断薬が用いられる.
4)非閉塞性例ではCa拮抗薬が主に用いられる.左室拡張末期圧高値の場合はβ遮断薬が選択される.
5)心房細動の予防,治療が肝要である.
6)心室性不整脈の予防にIa,Ib群を投与する.
1)肥大型心筋症では心室の伸展(distensibility)の低下による充満障害があり,inflow failureともいえる特異な病態を呈している.
2)治療目的は左室内圧較差の改善,左室充満能の改善,心筋虚血予防,不整脈予防にある.
3)閉塞性例ではβ遮断薬が用いられる.
4)非閉塞性例ではCa拮抗薬が主に用いられる.左室拡張末期圧高値の場合はβ遮断薬が選択される.
5)心房細動の予防,治療が肝要である.
6)心室性不整脈の予防にIa,Ib群を投与する.
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