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今月の主題 循環器薬の使い方 '92 その他の心血管疾患と治療薬の使い方
肺塞栓症
著者: 白土邦男1
所属機関: 1東北大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.170 - P.171
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1)肺塞栓症は,肺動脈が塞栓子によって閉塞または狭窄された病態である.
2)塞栓子の大多数は下肢深部静脈あるいは骨盤腔静脈から遊離した血栓であり,本症は静脈血栓症の合併症として対処すべきである.
3)治療の原則は全身状態の管理の他,塞栓子の除去による肺循環障害の改善と再発防止を目的とした静脈血栓に対する治療で,血栓溶解療法,抗凝固療法が行われる.
1)肺塞栓症は,肺動脈が塞栓子によって閉塞または狭窄された病態である.
2)塞栓子の大多数は下肢深部静脈あるいは骨盤腔静脈から遊離した血栓であり,本症は静脈血栓症の合併症として対処すべきである.
3)治療の原則は全身状態の管理の他,塞栓子の除去による肺循環障害の改善と再発防止を目的とした静脈血栓に対する治療で,血栓溶解療法,抗凝固療法が行われる.
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