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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻10号

1992年10月発行

文献概要

今月の主題 心電図の読み方から不整脈診療へ 標準12誘導心電図—読み方の基本

心電図自動診断の問題点

著者: 加藤貴雄1

所属機関: 1日本医科大学・第1内科

ページ範囲:P.1724 - P.1728

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ポイント
1)心電図自動診断は,健康診断におけるスクリーニングに適している.
2)大量高速処理は可能であるが,解析精度は十分とはいえない.
3)現状のシステムは,重要疾患の見落としを避けるため診断基準を甘くしてあるので,false positiveが多くみられる.
4)診断の再現性は比較的良好であるが,計測値の微妙な差が影響することもある.
5)P波の認識不良によると思われる誤診が少なくない.
6)不整脈診断精度をさらに上げるためには,新たな診断ロジックの開発も必要である.
7)今後はfalse pesitiveを減らし,正診率を高める必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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