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今月の主題 心電図の読み方から不整脈診療へ 標準12誘導心電図—読み方の基本
心電図自動診断の問題点
著者: 加藤貴雄1
所属機関: 1日本医科大学・第1内科
ページ範囲:P.1724 - P.1728
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1)心電図自動診断は,健康診断におけるスクリーニングに適している.
2)大量高速処理は可能であるが,解析精度は十分とはいえない.
3)現状のシステムは,重要疾患の見落としを避けるため診断基準を甘くしてあるので,false positiveが多くみられる.
4)診断の再現性は比較的良好であるが,計測値の微妙な差が影響することもある.
5)P波の認識不良によると思われる誤診が少なくない.
6)不整脈診断精度をさらに上げるためには,新たな診断ロジックの開発も必要である.
7)今後はfalse pesitiveを減らし,正診率を高める必要がある.
1)心電図自動診断は,健康診断におけるスクリーニングに適している.
2)大量高速処理は可能であるが,解析精度は十分とはいえない.
3)現状のシステムは,重要疾患の見落としを避けるため診断基準を甘くしてあるので,false positiveが多くみられる.
4)診断の再現性は比較的良好であるが,計測値の微妙な差が影響することもある.
5)P波の認識不良によると思われる誤診が少なくない.
6)不整脈診断精度をさらに上げるためには,新たな診断ロジックの開発も必要である.
7)今後はfalse pesitiveを減らし,正診率を高める必要がある.
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