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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻10号

1992年10月発行

今月の主題 心電図の読み方から不整脈診療へ

標準12誘導心電図—読み方の基本

P波異常から何を考えるか

著者: 栫英夫1 高柳寛1 高畠豊1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院・循環器内科

ページ範囲:P.1730 - P.1732

文献概要

ポイント
1)正常P波波形は両心房の電気的現象を示す.
2)左房負荷は左房の圧負荷,容量負荷で生ずる(高血圧症,僧帽弁狭窄症,僧帽弁閉鎖不全症,大動脈弁狭窄症,肥大型心筋症,心室中隔欠損症,重篤な心不全など).
3)右房負荷は右房の圧負荷,容量負荷で生ずる.肺気腫,気管支喘息,肺線維症,肺動脈弁狭窄症,心房中隔欠損症,Fallot四徴など.
4)P波の消失を認めた時に電解質の異常も考慮する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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