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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻10号

1992年10月発行

文献概要

今月の主題 心電図の読み方から不整脈診療へ トピックス

植え込み型除細動器(ICD)の臨床成績

著者: 田中茂夫1

所属機関: 1日本医科大学・胸部外科

ページ範囲:P.1918 - P.1920

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ポイント
1)心臓急死(cardiac sudden death)の原因となる心室頻拍(VT),心室細動(VF)に対し,体内に植え込まれた除細動装置にて蘇生し,突然死を防止する装置を植え込み型除細動器(ICD)という.
2)初めての臨床例は1980年の米国における植え込み手術であり,これまで全世界で30,000例以上の症例を数える.わが国では1990年1月から臨床治験が開始され,現在継続中である.致死性不整脈の治療法としては,現時点では最もすぐれた方法であり,今後の発展が期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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