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文献概要
増刊号 図解 診療基本手技 第2集 身体所見のとり方
頸部
著者: 宮崎康1
所属機関: 1みさと健和病院・内科
ページ範囲:P.42 - P.44
文献購入ページに移動●頸部診察の意義
日常診療で問題となる頸部の疾患は,甲状腺とリンパ節の異常がほとんどで,特に甲状腺の結節,腫大が多い.特徴的な自覚症状がない患者で,意識的な触診が,橋本病,バセドウ病,亜急性甲状腺炎,そして甲状腺癌などの診断に結びつくことが多い.同様に,リンパ節の触知が,癌,悪性リンパ腫などの診断の糸口になることも決して少なくない.ともするとおろそかになりがちだが,頸部の意識的な診察,触り癖をいつも心がけたい.
日常診療で問題となる頸部の疾患は,甲状腺とリンパ節の異常がほとんどで,特に甲状腺の結節,腫大が多い.特徴的な自覚症状がない患者で,意識的な触診が,橋本病,バセドウ病,亜急性甲状腺炎,そして甲状腺癌などの診断に結びつくことが多い.同様に,リンパ節の触知が,癌,悪性リンパ腫などの診断の糸口になることも決して少なくない.ともするとおろそかになりがちだが,頸部の意識的な診察,触り癖をいつも心がけたい.
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