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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻11号

1992年10月発行

文献概要

増刊号 図解 診療基本手技 第2集 身体所見のとり方

肩・背部

著者: 向原茂明1

所属機関: 1国立長崎中央病院・内科

ページ範囲:P.64 - P.66

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 いわゆる肩こりや背部痛を主訴に内科を受診する患者は多い.当科を受診した患者88名の診断名を表1に示す.肩こりに代表される筋痛症が大部分であるが,関節や脊椎骨および神経系に原因がある疾患を見逃してはいけない.また,神経症など精神的な原因が関与しているものが多く,治療上考慮が必要である.表2に合併症を示す.神経症や癌に対する不安が多く,胃潰瘍や胆石症など消化器疾患も見落としてならない.そのために系統だった診察が必要であり,局所の所見のみでなく,全身を把握する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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