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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻11号

1992年10月発行

文献概要

増刊号 図解 診療基本手技 第2集 基本的な臨床検査と画像診断法

大便検査

著者: 伊藤機一1

所属機関: 1静岡県立衛生環境センター

ページ範囲:P.93 - P.96

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 大便の検査は腸管系疾患の診断に不可欠である.最近の免疫法の便潜血検査,ウイルス抗原検査法の開発は目を見張るべきものであるが,従来の外観観察,細菌検査,寄生虫検査,簡易化学検査も多くの診断情報が得られ,基本的重要検査として今なお不動の地位を占めている.大便容積の約半分は細菌およびその死骸からなり,その大部分は病原性のない常在菌であるが,ときには赤痢菌やサルモネラなど病原菌を含むことがあるので,検体の取り扱いには注意を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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